Webの中のミニシアター「快楽座」ようこそ。今夜はクリスマスに相応しく、今年話題となったラヴ・ストーリーをお送りする。
クリスマスだからといって何か特別なことがあるわけではないが、とりあえず何か映画でも観ようかと思ってレンタルビデオ屋に足を運んだ。
いろいろ観たい映画はあったけれど、とりあえず
「電車男」を借りてみた。俺の「電車男」体験は・・・
2ちゃんねるで話題になっている時はよく知らず、
原作も読まず、でも夏に放送された
テレビドラマは観ていたぐらい。だから、熱心なファンというわけではないのだが。
ふつうの人は原作 → 映画 → テレビドラマという流れで「電車男」ブームに乗っていったのかな?俺の流れは逆行しているな。
ところで、今年はJR関西の脱線事故に始まり、小学生女児殺害事件、そして耐震強度の偽造問題・・・殺伐とした、そして人間を信じられなくなるような事件が相次いだ。そんな中、秋葉系オタク男「電車男」とプチハイソなお嬢(姉)様「エルメス」の純愛ものが流行る。誰もが何度も聞いているシンプルなストーリーなのに、映画で観たり、ドラマで観たり、原作を読んだり。人間ってホントはピュアなんだよね!と思い込みたい人が多いってことだろうか?
映画版はテレビドラマ版に比べると、やけにシンプルな印象を受けた。3ヶ月にわたって放映されたドラマに対して映画は100分。物理的に映像化できる分量が少ないということもあるだろう。しかし、ホントのところはテレビドラマがエピソードをテンコ盛りにし過ぎているというところかな。登場人物やエピソードが簡素化されていることもあり、外見は秋葉くんだけど実はピュアな電車男の誠実さに、麗しのお姉様エルメスの心が揺り動かされ・・・という「肝」の部分がより際立っている。
でもねーテレビドラマ版の最終回を観た時にも感じたけれど、「電車男」は実は「麗しのお姉様が、童貞くんに優しく恋愛をレッスンする」という物語なんだよね。
自分に対する嫌悪感、自信のなさから、泣きながら告白をする電車男。それを優しく受け入れ、キスのレクチャーをしてくれるエルメス。童貞なら誰もが思い描いた薔薇色の結末。
今まで
中谷美紀にエロスを感じたことはあまりないけれど、「電車男」の上品で清潔で抑揚を押さえた彼女の演技は、忘れかけていた
童貞マインドを俺の中に呼び戻してくれた。
ビバ!エルメス。今夜はピュアだった頃の自分に戻り、エルメスに優しく筆下ろしされるところを夢想してみようか。
「電車男」監督 村上正典
出演 山田孝之 中谷美紀 国仲涼子
2005年 日本映画 カラー 101分
[詳細を見る]全国の童貞よ!勃て!そしてついでにクリクリも夜露死苦ね!もうひとつの「電車男」はこれだ!性なる夜に要チェック!小泉キラリ
「電車男の接吻とセックス」
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